豊浦の民話 - 「あしだのばけもの」


 昔、今はないあき寺がありました。この寺に、日暮になるとばけものがでて、おどるような音がするので、近所の人はみんな夜になるのをいやがりました。
 ある時、村の若者があつまって、えんの下にくぐってみたらアシダがあった。なん年たったものか古くさったアシダでした。そのアシダは「四角八角歯は二枚あり、またまなこが三つある、「デンデコデンデコ」とおどるので、女や子供はたいそうおそれましたが、この若者たちのおかげでアシダのばけものはやかれてしまい、それからはなにごともなかったと言う事です。