豊浦の民話 - 「下男三人」

 昔、三瀬にお金持ちの家がありました。そこには下男が三人もいて長らくつとめました。そしてその三人は働きもので、主人かたほめられ、いつでも家にかえる時はなんでものぞみのものをやるから、こんど家にもどって「よめ」でもとるがよいといわれました。そこで一人のいうことに、この家の馬がほしいというと主人はよろこんで、馬をくれました。又一人の下男は私はお金千円もらいたいというので、よしよしといってお金をくれました。今一人は何もいわないので主人が何にするといったら、きのどくですがお主人様の大切にしている「めかけ」がほしいといいました。主人はそれはこまる、私一人ではきめられないから話しますといって「白たき」にいいました。すると私の「なぞ」をとけば行くというのでした。
 「朝日にかがやく白たきが、山田山田」とかけました、すると下男が「朝でかれる山田のいね白たきをとして山田たすける」といったので、これくらいの人なら一生たのしく暮らされると思って下男に行き、主人にもほめられて長くたのしく暮したということです。